何気ない仕草が美しい人
ひと頃ブームにもなった"落ちない、つかない、にじまない"と言い切る口紅・・・。
落ちもせず、にじみもしない口紅に、すっかり安心して、朝顔を見たっきり、夜寝るまでニ度と鏡をのぞかないという女性は急増したはずです。
それに、コーヒーカップやおはしや食べものに決してくっつかない口紅に、この間まで小さくちぎって食べていたパンを、大口を開けて食べてしまう女性もたぶん増えていたはず・・・。
毎日の、何気ない仕草から、小さな気づかいや恥じらいが、消えたのです。
レーザー しみ治療など、便利でステキなものが増えた代わりに。
一日中、鏡をのぞかないですんでしまう時代は、食事のあと「ちょっとごめんなさい」と席を立つ女性の姿を、何となく素敵だなとか、可愛いなと思っていた男を、少なからずガッカリさせてもいるはずですね。
別に、自分の中に"髪をとかす美しさ"がなくなってしまったことを、シャンプーの進化のせいにするつもりはありませんが・・・。